線型加速器
全長140ｍの直線形の加速器です。電子銃と長さ3ｍの高周波加速管26本が一直線に配置されています。発生した電子ビームはここで1GeVにまで加速されます。
シンクロトロン
周長396ｍの楕円形の加速器です。線形加速器から送られてきた電子ビームは、偏向電磁石（青）、四極電磁石（赤）、六極電磁石（オレンジ）によって作られる楕円形の軌道を周回しながら8GeVまで加速され、蓄積リングに送られます。
蓄積リング
周長1436ｍの円形の加速器です。シンクロトロンから送られてきた8GeVの電子ビームを周回させ、偏向電磁石や挿入光源で放射光を発生させます。発生した放射光は、その取り出し口であるビームラインへと送られます。
実験ホール
ビームラインの先には、蓄積リングを取り巻くように設置された『光学ハッチ』、『実験ハッチ』と呼ばれる施設が並んでいます。ビームラインは最大62本設置可能で、色々な研究分野の実験が行えるよう、様々な装置が組み込まれています。
中央制御室
並べられた数々の大型ディスプレイや制御端末。これらは、線形加速器、シンクロトロン、蓄積リングなど、SPring-8の全ての加速器装置を集中管理するためのものです。
見学室
蓄積リング棟に設置された見学室。予約見学ツアーでは、この大きなガラス窓越しに実験ホールのようすを見ることができます。
放射光普及棟
見学者用のPRセンターです。SPring-8や放射光に関するパネルや模型が展示されていたり、ビデオ視聴覚コーナーなどがあります。自由に見学することができます。
X線自由電子レーザー施設 SACLA
X線領域のレーザー光を発生させ、利用するための施設です。
